花柄ぼたもち

50代の主婦、会社員です。結婚早々脱サラして起業した主人は20数年何一つ成功することなく 今に至り、厳しい生活を余儀なくされています。明るく正直な日記、趣味で始めたオンライン英会話のことなども綴りたいと思います。

夫が実印を持って行ったとき


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貯金がまさに底をつく頃です。

そのあたりではもう生きた心地がしない状態で常に動悸がしていて不眠や早朝、というより夜中に目覚めてしまって朝まで眠ることができなくなりました。仕事でミスをするとか集中できないとか子供への目配りができないということは避けたかったので、心療内科で眠れる作用のある安定剤をいただいていました。睡眠だけとれていれば私は大丈夫 と自分に言い聞かせていました。
実際夜眠れていると、社会人として親としての自分は不思議と維持できていました。ありがたいことに薬の作用は日中まで及んだので、あまり複雑なこと仕事以外のことは外が明るい間はそれほど考えずにすみました。
本当に限界がきているのだと夫にはそれより前から伝えていましたがこの段階になっても家計を気にすることはありませんでした。うちにいくらお金があるとか娘の学費など何にどれだけかかるとかを知ろうとしたことなど現在に至るまで一度もないのですから尤もなことなのですが。
家計が崩壊したときのことに関してはもはや私にできることはありませんでしたから、ただ生きて審判を待っているという感じでした。この時の気持ちというのはトラウマなのでふと思い出されて胸が苦しくなることがあります。その感覚は絶対に忘れることはできないと思います。(しかもこういった状況というのはこの時だけに留まりませんでした)

朝の準備をしていたら夫が自分の実印を出してくれと言いました。

何に使うのか言わないなら渡せないと言ったら、強い口調で「それがないと大変なことになる!」と。出勤前の忙しい時間をあえて選んだのかギリギリまで言えなかったのか、どちらにしてもそういうところは本当に間違っていると思うし私の中に大きなストレスを生みます。

ですがその勢いに気おされた私は実印を渡しました。

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